ちはやふる 第30巻(第154-158首)考察

漫画

  • 表紙絵:千早と若宮詩暢
  • 表紙袖:滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ #55
  • 巻末漫画:戦ってみたいキャラ第一位は最弱なおおつ光ルくん

以下、伏線と名言の個人的メモ。

第154首

「気配は感じるの 変かな」

全国大会のため近江神宮へ。新は太一と千早の両方が部を辞めたと思っていたんだよね。でも、その辺の突っ込みがない。そもそも、告白以降は名人戦の時に会ったのと、新から「かるた部つくったよ」報告メールぐらいで、千早はその返信や、メールの往復は全く行っていなさそう。それ以前も特にメールもしていなさそうだし、新も千早もお互いのことを当人達が考えている以上に知らないんじゃないのかな。新は千早が指の手術をしたことも結局聞いていないとみた。

千早の「瑞沢は勝ちに行くよ」は、第25巻第133首の高松宮杯で太一が「よろしく」と擦れ違いざまに言う場面と被る。選手宣誓がキャプテンの役目なら、たとえ太一が部に残っていても太一は部長だけどキャプテンではなかったのだから、結局やるのは千早だったのでは。

第155首

やっぱりテレビはわかりやすいな 全部 数字と理屈にして説明してくれる 彼に合ってる

周防のお供で大阪にいる太一。詩暢ちゃん、よく太一のことを覚えていたねw 瑞沢優勝時の団体決勝戦しか見ていない筈なのに。しかも、瑞沢が今回も東京代表なことや、太一がまだ高校選手権に出場しそうな学年=同い年ってとこまで把握! と突っ込んでおくよ。

読まれた札は、対周防で 「すみのえの」 「ほととぎす」 「かささぎの」、対詩暢で 「むらさめの」 「さびしさに」。近江神宮の試合中に 「はるすぎて」 「たちわかれ」 「みかきもり」。

第156首

「瑞沢高校は来年もここに来ます よろしくお願いします」

猪熊出産と桜沢先生の結婚噂話編。起伏が少ない。読まれたのは 「たれをかも」 「みちのくの」。

第157首

わかってる ガキのころから始めて ずっとかるたを続けてるやつなんて多くない 続けてるだけで もうダチだ

試合前に皆がオーダーを相談したり、願っていたことを考えたりしている最中、「準決勝まで進んだよ。」とメールを送る千早。描かれていない宛先の答えは次巻第161首。その流れからの「ここにいてほしかった」だが、連想するのは第8巻第45首でクリスマスに机くんが言った「ここにいたらいいのに、って思う人は もう家族なんだって」だなあ。

第158首

感想戦をしてていちばんわかるのは 相手のことじゃなく 自分のことだ 自分のクセ 考え方 迷い方 臆病さ 努力不足からくるズルさ――

準決勝、富士崎戦。筑波の成長物語の巻。読まれたのは 「ゆうされば」 「いにしえの」 「ゆらのとを」 「おとにきく」 「なつのよは」 「よをこめて」 「たちわかれ」 「あまつかぜ」 「あしびきの」 「すみのえの」 「あけぬれば」。

たきのおとは

表紙に描かれているのは正月飾りみたいなものだろうか。植物はマンリョウでいいのかな。花言葉は「寿ぎ」「陰徳」「徳のある人」。「たきのおとは」は、作中には登場しないが、前巻に続いて太一を詠うような内容。

娯楽