新千歳~羽田~成田~モスクワ~フランス・パリ

東京都内で前泊ありの大移動。

  1. 夜 札幌発 羽田へ 東京都内泊
  2. 昼 成田発 モスクワ経由 夜 フランス・パリ着
  3. 午前 ヴェルサイユ 午後 パリ散策
  4. 終日 パリ
  5. 終日 パリ
  6. 午前 パリ発 モスクワ経由
  7. 午前 成田着 羽田へ 昼 羽田発 札幌へ

千歳空港。(「新」が開港する前の旧ターミナル)

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アエロフロート・ソビエト航空を利用。ロシアではなく、ソビエト――そう、ソビエト連邦の時代。非開放的な社会主義国の航空機に乗るのは万が一のことを考えると不安ながらも、安い割には経由地が一都市で済む上、所要時間も短いのが魅力。しかし、その機内と機内サービスは、想像以上に酷いものだった。

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まず、飲み物。アルコール類は有料。無料サービスしているソフトドリンクでまともに飲めるのは、コーラとセブンアップぐらい。ジュース類はどれもこれも、甘みが無いせいか不味い。テーブルに放っておいて零れても嫌なので、無理矢理飲んだが。

まあ、好みの問題だろう、と気を取り直して機内食に挑むも、こちらはもっと不味かった。いや、食べる以前の問題もあった。弱々しいプラスチック製のナイフとフォークを持って、どうやってカチカチに固い肉を切れと? パンは寒い場所で保管していたのか半分が湿っており、気持ち悪くて食べられたものではない。かと思えば、固くて歯が立たないパンが出て来たこともあった。野菜を刻んだだけのサラダすら不味い。ソ連は食糧難だと聞いていたが、この機内食にも反映されるようだった。パリまでは約15時間。ひもじい。

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座席も酷い。往路は最後列の通路側だったため、後方にあるトイレや乗務員室への出入りの度に座席にぶつかられ、ドアを開け閉めと共に冷たい風が吹いて来る。毛布を被っていても非常に寒く、殆ど眠れない。穴が空いているのではないかと思うくらい、轟音も凄いし。

しかも、そんな不運を回避し損ねた。というのは、経由地のモスクワにて一旦降機して戻る時、成田からの客が搭乗し終えてから、モスクワからの乗客が空いている席に座るようになっていた。つまり、私達も成田から座っていた席にわざわざ座る必要がなかったらしい。またもや最後列の座席が当たった帰国便ではそれを踏まえ、モスクワ以降での座席を機内中央部で確保したが、前の座席との間隔が1.5倍以上くらいの余裕があった。前列から適当に座席を取り付け、後部に残りの座席を無理矢理敷き詰めた失敗作としか思えない造りだ。

機内販売も愛想がまるでない。ロシア名物のマトリョーシカ人形を無言で無表情に翳されても、何だか怖くて声掛けれませんってば。また、パリ到着時にはフランスの出入国カードを配っていたが、私達の席に到達する前に踵を返して去ってしまった。手を出し掛けていたのに、何だか惨め。

とにかく終始、快適という言葉には程遠い空の旅であった。この小さな飛行機がパリの空港に着陸した時は私も安堵したが、機内全体が拍手と歓声に包まれた。陽気な雰囲気に少しだけ心が和んだが、それって皆も「無事に着陸出来て良かった」と思っていたんだろうなあ。おー、怖っ!

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時が流れてソ連からロシアに変わり、アエロフロートの機体もサービスも全て生まれ変わったと聞く。でも、私はもう、わざわざ乗るつもりはない。

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滞在先は市内南西部のホテル・ソフィテル。

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